水と渓魚の三人展
「撮る 釣行写真」由井大久/「彫る 渓魚クラフト」福永和明/「書す 書道」桂田瑰山
場所 モンベル渋谷
期間 H23/2/11〜2/27
※ 全国9箇所のモンベルサロンを巡回
「撮る、彫る、書す」水と渓魚の三人展。
会場には、木から生まれた渓魚たち、フィッシュクラフトの作り方が展示されていました。
私も、実物を鑑賞させて頂くのは初めてであり、その生き生きとした表情に、とても感動いたしました。
<フィッシュクラフトの作り方>
釣った渓魚の写真をもとに、木彫りに着彩した原寸大のオブジェを作製しています。従来の剥製でもなく魚拓でもない、渓魚をリリースしても、このような作品になると不思議な愛着が湧き、釣り上げた時の感動と景色が蘇ります。※案内文より抜粋
① 釣った魚の写真を用意
釣り上げた魚の写真から、原寸大のカラーコピーを用意します。
② 原寸の木彫りを作製
写真を見ながら、原寸大の魚の形に削ってゆきます。
③ 着色を施します
木片を思い通りの形に整えたら、着色を施します。
④ 額に入れて完成
着色したクラフトを、背景を描いたボードに貼り付け、特注の額に入れて完成です。
追記
フィッシュクラフトの作り方から、私は写真の持っている意味と価値について再考察することが出来ました。会場には、キレの良さを感じさせるL版大の写真が、オブジェの隣に展示され、とても光っていました。原板の価値、それは現物を忠実に再現する力と魅力のことである。そこに写真の原点がある。ふと、そのようなことを想いながら、作品を鑑賞させて頂きました。