「シャガールを撮った写真家・イジス」 写真展
場所
帝国ホテルプラザ
期間 H27/7/24~9/17
久々に参りました。
帝国ホテルプラザ。
全くもって嬉しい限り。大感激です。
作品は、画家のシャガール先生のポートレート。
主に制作風景の記録のようでした。
撮影は、イズラエリス・ビデルマナスさん。
通称“イジス”とのことで、シャガール先生から、唯一、撮影を許可された写真家だったようです。
きっと、気さくな、ご友人といった間柄だったのでしょう。
やはり、写真はカメラ目線が命ですよね。
作品の差異化と評価の別も、そこにある。
ふと、そのようなことを想いながら、素晴らしい作品群を鑑賞させて頂きました。
白黒とカラー。
よく考えるのですが、それは写真のブレについてです。
どちらが分かりやすいかというと、白黒であると私は結論しています。
カラーは意外と分かりにくいってことです。
そう!
バレバレですよね!
ブレとボケ。
そりゃ、そう!
だなんて。
故に、ブレてないってことを意図する作品ならば、白黒の表現手段に身を委ね、見る側の評価に全てを託すって方法もありますよね。
私も案外、この手の作品は好きです。
ブレもエモーショナルな意味では、作家の身体現象の延長として、表現の世界では立派な市民権を獲得している、メッセのようなものと、常日頃感じております。
白黒とカラー。
その使い分けは、作家の哲学、正にそのものですよね。
それは、さておき。
それでは、・・・
カラーの世界を白黒に置き換えられるか?
なんて、・・・
そりゃ、そうですよね。
そう、そう、そう、・・・・・・
世間一般、テーマとする事柄が共通認識であれば、カラーを白黒に置き換えても、同じ認識に立つという意思が、見る側と見られる側に見受けられれば、相互理解は成り立つってことですよね。
平たくいえば、まあ、共感なのかな。。。。
あくまで私見です。
しかし、そうでない場合は、どうか?
例えば、白黒のようなカラーの風景とか、極端な位、未体験的な色使いの世界であるとか。
前者は、本当にグレイ一色のような世界で、微妙なトーンの違いを白黒で嗅ぎ分けられるのかという世界。
後者は、やはり独特な世界観との遭遇で、未だかつてない出来事との対峙を余儀なくされた、表現者の世界。
勿論、そういった場合は、常にカラーを選択しますよね!
そう!
そりゃ、もう!!!
ですよね。
価値の共有。
それは、同じ空気を吸った間柄のみが共感する、社会の縮図でもあるのです。
大切なことって、・・・
その場の空気を表現に託す、勇気、そして技術をもっていること。
なのです。
作家の息遣い。
それって!
熱意!熱意!熱意!
イジス先生、素晴らしいポートレート、誠に有難うございます。
帝国ホテルさん、本当に大感謝です。
私も一意専心、新たな作画に挑戦して参ります。
('-^*)/